memclr コマンド

    (A)  機能
         メモリの連続したアドレス領域へ同じ値を設定します。

    (B)  形式

         memclr  <memory>  <start>  <end>  <value>

    (C)  パラメータ
         <memory>
           値を設定するファシリティを指定します。
           ファシリティのタイプは、メモリでなければなりません。

         <start>
         <end>
          メモリに値を設定するアドレスの範囲を指定します。
          <start> は、符号なし整数です。
          <end> は、符号つきの整数または、符号なしの整数です。
          符号つきの <end> は、 <start> アドレスに <end> を足した/引いたアド
          レスを意味します。

         <value>
           設定する値を指定します。
           値はビット列定数です。
           ファシリティのビット幅とビット列定数のビット幅が一致しないときは、
           ビット列定数の上位ビットに 0 がつけられるか、 ビット列定数の上位
           ビットが切り捨てられます。

    (D)  注意事項
         SFL のメモリファシリティは、install されると、全アドレスが、全ビッ
         ト 'u' に初期化されます。
         メモリ以外のタイプのファシリティには、 set コマンドを使用して下さい。

         SFL> memclr memory 30 10 0
         は、memory の 10 番地から 30 番地の範囲を 0 に設定します。0 番地か
         ら 10 番地までと 30 番地以降を 0 にすることにはなりません。

    (E)  関連事項
        setコマンド
        memsetコマンド