構成要素の参照を表す一般形は,
構成要素名.指示名(実引き数, ...).データ名
です.この形式は,「構成要素の起動」と「結果の参照」を合体させたものです.意味は「ある構成要素をある指示で起動して結果を得る」です.
実引き数は式ですから,この形式はネスティングさせることができます.ここで構成要素名はサブモジュール名かステージ名,指示名はそれぞれ制御端子名かタスク名,データ名はデータ端子名かレジスタ名となります.ステージの起動は起動したマシンサイクルでは結果が得られませんので実際に意味があるものは,
サブモジュール名.制御入力端子名(実引き数, ...).データ出力端子名
などです.
他の構成要素(レジスタやデータ端子など)の参照も考え方は同じですが,記述を簡単にするために,たんに,
構成要素名
で値を参照できます.
また,構成要素を起動した結果をこの形式によらずに直接,
構成要素名.データ端子名
で参照したり,引き数を使わずに直接,
構成要素名.データ端子名 = 式;
で構成要素の端子へ値を設定することもできます.
定数は,該当する基数のもっとも長い数字列に対応するビット・パターンが左から右へ連結されたものとされます.たとえば "0x3bo3b10" は "x3b","o3","b10" と分解され,結果のビット・パターンは "0011101101110" となります.
定数のビット幅は 1ビットから 256ビットまでです.